【読書レビュー】ゆるくても続く 知の整理術

趣味

こんにちは、masch(まっしゅ)です。

 

この記事では、

「ゆるくても続く 知の整理術」についてレビューをします。

(kindle版だと、「人生にゆとりを生み出す 知の整理術 」とタイトルが違うようです。)

 

 

この本では、

・情報を整理するインプット術

・頭を整理するアウトプット術

・だるいを解消するモチベーションとスケジュールの技術

が紹介されています。

 

似たような本では、

外山 滋比古先生の「思考の整理学」が有名であるが、

今回紹介する「知の整理術」の特徴は、

タイトルと通り「ゆるい」ことである。

 

一生懸命必死で頑張るよりも、

楽しんで効率よく続けていくにはどうすればよいかというテクニックが紹介されている。

 

著者の phaさん は、

体力や根性には自信が無いにも関わらず、

京都大学総合人間学部に入学しました。

卒業後は就職するものの、できるだけ働きたくないという理由から

社内ニートを経て、無職になりますが、

その後、人気ブログを作成し、何冊もの書籍の出版し、

シェアハウス「ギーグハウス」の運営を10年以上運営しているすごい方。

 

著者が言うには、

「人より我慢強さがないからこそ、しんどいことを避けてうまくやる方法を知っていた」のが、

うまくいった理由らしいです。

 

本書では、そんな著者の

気張らずにでも続けられる整理術が詰め込まれています。

 

その中で僕が、気になったものを

2つ紹介します。

 

 

 

①「知の整理術4大メソッド」の一つとして紹介されている

「情報よりもメタ情報を大事と考える」こと

 

「メタ情報」とは、「情報についての情報」。

たとえば、その情報を自分が知った時の状況や、よく使用される状況、など

その情報にまつわるその他の情報のことです。

 

人間の脳は物語や感情ち結びついたことを強く記憶するようになっているので、

このようなメタ情報とセットで覚えると効率が良いらしいです。

 

本の内容などは、掲載されている無味乾燥の情報に、

自分なりの思い入れや思い出、思想を絡ませることで自分の中の血肉としてくのです。

 

この「血肉にする」という表現も

インパクトがあり、記憶にとどまりやすいですね。

 

 

②インプット方法として紹介されている

「知識をかき混ぜる」、「牛の消化みたいに覚える」

 

著者は、「正確すぎる情報とういのはあまり役にたたなくて、曖昧な記憶のほうが実用的なのだ」と

言っています。

少しくらい曖昧なほうが、すこし似ているけど、

ちょっと違った状況で転用しやすいようです。

 

同じ分野についても複数の本を読み、

複数の意見の中間くらいのところでいい感じに曖昧な知識を持っておくのです。

 

また、人間の知識は、数時間、数日経つと忘れてしまいます。

牛が食べたものを何度も反芻して消化するように、

読んだものをもう一度読んだり、分かったことを書き出して、

自分が書いたものをまた読んだりを何度も繰り返すことで、

情報が自分の血肉になっていくようです。

 

このような、泥臭い「アナログ」な感じが

実は本当に大事なんだろうなと気付かされます。

 

 

 

 

他にも、たくさんのテクニックが紹介されてます。

すごい読みやすい文体で、実践したくなるような内容なので、

気になった方は、読んでみてはいかがでしょうか?

 

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